ビットコインを購入したり売却して換金する場合には、仮想通貨取引所のサービスを利用する必要があります。取引所で仮想通貨と日本円を交換する方法は、2種類の方法があります。
手軽にビットコインを購入したいのであれば、販売所のサービスを利用して任意の金額のコインを購入することができます。販売所を利用すると、取引所の運営会社と仮想通貨の購入・売却ができます。銀行の外貨預金を利用する場合には銀行に対して外貨の売買を行いますが、これと同じように販売所と仮想通貨の売買取引を行います。
販売所を利用すれば、いつでも手軽に希望する量のコインと交換することができます。販売所の販売・買取価格は手数料も含まれているので、決済金額とは別に手数料を支払う必要がありません。
別の方法は、ビットコインを売りたいと思っている人と「取引」を行うことです。取引所を利用して希望するレート・数量を指定して仮想通貨の売りまたは買い注文を出しておき、お互いに希望するレートが一致すると取引が成立します。これはネット証券会社を利用して株式を購入するのとよく似ています。
「取引」を行う場合には売値と買値が一致しなければ成立しませんが、どうしても現金を必要とする人が低い価格で売り注文を出す場合があるため、有利なレートでコインを入手することができる場合があります。
取引方法で注意したいこと
ビットコインを売買する際は取引所を利用することができますが、コインの利用目的や購入金額によって、取引所と販売所を使い分ける必要があります。
販売所を利用すれば手軽に仮想通貨を購入することができるので利便性が高いのですが、取引所よりも手数料が高く設定されています。
例えば、bitFlyerでは販売所の手数料(売値と買値の差)が4~5%に設定されています。これに対して取引所を利用する際の手数料は0.1~0.15%程度です。このため、投資目的で売買を行う際は手数料が安い取引所を利用した方がお得です。
逆に、少額のコインをすぐに購入したい場合には、販売所を利用した方が便利です。
取引所のサービスを利用する際に注意すべき点として、取引所で高額の取引を行う場合には取引所に運転免許証などの本人確認資料を提出して本人確認の手続きを済ませておく必要があります。
bitFlyerはメールアドレスだけでもアカウントを作成することができますが、銀行口座登録または本人確認資料を提出しなければ売買取引ができません。
本人確認の方法ですが、公式サイトの登録フォームに連絡先などの必要な情報を入力して、運転免許証などの本人確認資料を撮影した写真(画像ファイル)をアップします。
国際送金などのために海外の取引所を利用する場合にも、アカウント登録の際に本人確認書類を提出しておかなければ、売買可能な金額が制限されてしまいます。